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アンブッシュのウォーゲーム日記

私、アンブッシュの趣味の一つである、ウォーゲームの事について色々と書いていきます。

カリブの死闘のセットアップと作戦研究 その2

さて、前回の続きです。

カリブの死闘 セットアップ

前回、独仏連合軍は、日英米枢軸軍の増援がやってくる、第5ターンまでの間に、何らかの行動を起こさなければならないと書きましたが、実は、枢軸軍の方が、序盤、圧倒的に不利なんですよね。
 と言うのも、ネックになるのが、キューバ中央陸上ボックス内にいるアメリカ軍地上ユニットの存在なんですよ。ここを、艦砲射撃で潰されようものなら、アメリカ軍の戦意が一気に25も落ちてしまいます。連合軍の艦隊が、艦砲射撃が可能なフロリダ海峡エリアに進出するのに1アクションなのに対し、枢軸軍艦隊がコロン港からカリブ海エリアに進出するには2アクションが必要なわけで。
作戦フェイズ全16アクションのうち、海上アクションは両軍ともに4アクション、空軍が各2アクション、陸上と潜水艦が各1アクション。
枢軸軍が2回連続で海上アクションを取るより、連合軍が海上アクションを1つとる方が確率が高く、マイアミ港のドイツ分艦隊か、ハバナ港のフランス艦隊のどちらが動いても、かなりの確率で米軍陸上部隊は全滅します。そうなると、先も言ったとおり、アメリカ軍の戦意が一気に降下し、その時点で残り15となってしまいます。こうなると、コロン港に停泊するアメリカ海軍の艦艇はおいそれと使用するわけにはいきません。特に空母が撃沈された場合はそれだけで戦意が10落ちてしまうわけで、まさにサドンデス負けまっしぐらなわけで。
こうなると、使用できるのは、日本軍とイギリス軍のみと言う事になる。あとは、ドイツ艦隊の動きを抑えるために、潜水艦と、グアンタモアの空軍で何とかするしかないわけで。唯一の救いは、燃料とノーフォーク港でのVP計算のおかげで、ノーフォーク港のドイツ艦隊が全力出撃できないことだろうか。ハバナ港とマイアミ港の艦隊を出撃させるつもりなら、ノーフォーク港からは、あまり戦力は抽出できません。特に戦艦は出撃できず、せいぜいが、装甲巡洋艦に駆逐艦、空母だろう。特に装甲巡洋艦は、メキシコ湾エリアに進めて、枢軸軍にアメリカ軍の戦意を稼がせないようにすべきだと思う。
一方の枢軸軍だが、アメリカ軍陸上部隊の損失が避けられないのなら、艦隊を一刻も早くグアンタナモ港に入港させるべきだろう。そうすることにより、カリブ海エリアに睨みを利かせることができる。後は、最後の海上アクション時にメキシコ湾エリアに艦艇を送り込み、VPを稼ぐと同時にアメリカ軍の戦意を上げることだろうか。グアンタナモ基地に展開する空軍は、常時、最前線への地上支援とともに、フロリダ海峡エリアへの哨戒を忘れ鵜に行おう。キューバへの支援、メキシコ湾エリアの確保を行うにはどうしてもフロリダ海峡エリアを通過しなければならないからだ。さらには潜水艦も配置すればベストだろう。

て、上記のことを踏まえて、次回からソロプレイを行ってみたいと思う。とは言ってもいつもの如く、途中で挫折するかもしれないがそこのところはご勘弁を。
  1. 2021/01/09(土) 22:27:34|
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カリブの死闘のセットアップと作戦研究 その1

さて、今回は(同人)カリブの死闘のセットアップと、作戦研究について。

独仏連合軍 セットアップ
日英米枢軸軍 セットアップ

まずは、独仏連合軍(以後、連合軍とする)について。大ドイツ帝国海軍北米艦隊の主力は、ほぼ、ノーフォーク軍港に集結しています。また、キューバ島近海を哨戒するための分艦隊がマイアミ港に、そして、キューバ島の守備艦隊としてバハナ港にフランス艦隊が停泊しています。3つのUボート戦隊が任意の海域に配備されています。

続いて、日英米枢軸軍(以後、枢軸軍とする)は、パナマ地峡近くのコロン港に集結し、さらに、アイスランド向け船団の護衛艦隊がいるが、この艦隊は、第5ターンまでは身動きが取れない状況である。

それでは、連合軍の戦力だが、
ノーフォーク軍港停泊中の艦艇
マイアミ港及びハバナ港停泊中の艦艇

ノーフォーク軍港に戦艦4、巡洋戦艦2、装甲巡洋艦6.重巡洋艦2、軽巡洋艦5、駆逐艦4個戦隊、正規空母5、軽空母3となっています。さらに、連合軍にとってカリブ海の玄関口ともいえるマイアミ港には、戦艦2、重巡、軽巡、駆逐艦それぞれ1、キューバ戦線を支援するバハマに仏戦艦4、重巡3、軽巡6、駆逐艦1戦隊となっている。増援は、8ターンに戦艦1隻、フォン・ヒンデンブルグのみ。

続いて枢軸軍。
コロン港停泊中の艦艇
アイスランド船団護送艦隊の艦艇

まずは、コロン港には、日英米三軍の艦艇がひしめいており、日本軍が戦艦2、装甲巡洋艦2、重巡6、軽巡3、駆逐艦3戦隊、正規空母2、軽空母2となっている。イギリス軍は、戦艦2、巡洋戦艦1、重巡1、軽巡3、駆逐艦1戦隊。アメリカ軍は、戦艦2、装甲巡洋艦1、重巡1、軽巡4、駆逐艦1戦隊、正規空母3となっています。
 そして、護衛艦隊の方は、日本軍が戦艦6、巡洋戦艦2、装甲巡洋艦1、重巡2、軽巡2、駆逐艦3戦隊、正規空母6(艦載機は全てジェット化)。イギリス軍は、戦艦1、重巡1、軽巡6、駆逐艦1戦隊。
この他、日本軍とイギリス軍は5ターンから11ターンまで増援が到着します。最後の11ターンには、戦艦播磨が登場します。

両軍ともにかなりの戦力が展開していますが、全力出撃は、なかなか実行できない状況です。まず、両軍共通してのことですが、燃料ポイント(FP)の制限があります。セットアップ並びに第1ターンで80FPの備蓄ができますが、まず、出港の時にFPを消費し、洋上でターンをまたいでもFPを消費します。さらに毎ターン獲得できるFPは40。連合軍の方はマイアミ、バハマの艦隊で合計48、枢軸軍はコロン港だけで105。こうなると何カ所か派遣エリアを絞り、どこに重点を置いて艦隊を派遣するか慎重に決めなければなりません。
双方ともに、ノーフォーク軍港、護衛艦隊と言う後方部隊を抱えますが、燃料の関係上、思うような運営は難しいと思われます。また、ノーフォーク軍港に艦艇を停泊させておくと、30戦力毎に1VPが獲得できます。護衛艦隊も同様で、60戦力を超えて30戦力毎に1VPを獲得できます。つまり、ここからあまり艦艇を引き抜くこともできないわけです。ただし、枢軸軍に関しては、5ターンより増援が到着するのでそれまでの辛抱となるでしょう。
ここまででもわかる通り、連合軍は、枢軸軍に本格的な増援が到着する6ターンまでに、何らかの行動を起こさねばなりません。枢軸軍は、アメリカの脱落(=サドンデス負け)を防ぐため、キューバ島エリアに陣取るアメリカ海兵隊師団の損耗を防ぎ、グアンタナモの防衛を成し遂げねばなりません。

取り敢えず、今日はここまで。次回は、両軍がとるべき行動を考えつつ、実際にソロプレイできたらと思います。
  1. 2021/01/04(月) 21:41:40|
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カリブの死闘のルールを読む

新年、あけましておめでとうございます。今年こそは、あまり間を開けることなく、ブログを更新していければと
思っています。

さて、今日のお題は「カリブの死闘」。
カリブの死闘 表紙絵

昨日の晩は寝るまで、今日も朝食をいただいた後に読み進め、何とかルールを把握しました。
先にも書いた通り、マップはエリア式で、1ターンは一か月。1949年6月から、1950年9月までの全16ターン。
ターン構成は、

1・増援フェイズ
2・戦略航空展開フェイズ
3・作戦フェイズ
4・帰投フェイズ
5・支配判定フェイズ
6・VP判定フェイズ
7・補給、補充フェイズ
8・ターン更新フェイズ

という感じ。ただし、作戦フェイズでの両軍の行動は、チット引きでランダムに決められます。両軍ともに、
海上作戦ステージ、航空作戦ステージ、地上作戦ステージ、潜水艦行動ステージの4つがあり、それぞれ、
海上には4枚、航空2枚、地上と潜水艦は各1枚、チットが与えられ、関係するチットがひかれればそれに
関係するユニットが行動できるという仕組みである。
海軍がらみとなると、日本軍有利と思われるかもしれないが、ところがそうでもない。まず、全体の4分の1が
第7ターン以降の増援となり、残った艦艇も半分以上が、特に正規空母のほとんどがアイスランド向け船団の
護衛艦隊に取られて第5ターンまで身動きが取れない状態。実質使えるのは正規空母2、軽空母2、戦艦2
装甲巡洋艦2、その他巡洋艦7、駆逐艦3戦隊と言った所。これにイギリス軍とアメリカ軍が加わるわけだが、
とくにアメリカ軍はうかつに戦場に出せない理由がある。
このゲーム、背景設定がゲームではなく、小説準拠になってます。つまり、アメリカが東西に分断されてるわけで、
ゲームでも西アメリカの戦意が重要なわけで、艦艇や地上部隊が除去されると、その戦力分、戦意が低下し、
戦意が0になると日英米枢軸軍のサドンデス負けとなってしまうわけで。もちろん、戦意を上げる手段もあるわけで、
メキシコ湾エリアを占領してると4P上がるし、小説内では失敗したという剣号作戦を実施すれば40P上がりますが、
まず、コロン港エリアに日英の師団以上の地上部隊がいなければならず、更に実行後は強制的に全部隊ステップロス
しなければなりません。戦力回復にSPを消費しなければならないし、悩みどころではあります。
だからと言って、メキシコ湾エリアの支配が容易かと言うとこれまた面倒である。燃料(FP)の問題もあるが、安易に
少数ユニットを派遣すると手痛いしっぺ返しを食らいます。艦隊戦で、防御側の防御力を上回る打撃を与えると、超えた
ぶんは全てFPを消費しなければならないわけで。

そんな感じで、中々考えらされるゲームである。近々、ソロプレイでもと思ってるので、できればこのブログで公開出来れば
いいなと思ってます。
  1. 2021/01/01(金) 22:25:49|
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今年最後のゲームが届く

またまた、お久しぶりです。この記事の前に続けていた、Day of Daysのソロプレイですが、オーバーラン等のルールを
きちんと理解していなかったので、ここまでとさせていただきます。きちんとルールを理解したうえで、改めてチャレンジ
したいと思ってます。

さて、今年も残すところあと9時間余り。何か書こうかと思ったところに、先日注文を入れていたゲームが2つ同時に
転がり込んできました。で、そのゲームとは下記の2つ。

(同人)RSBC カリブの死闘
カリブの死闘 表紙絵

例の小さなウォーゲーム屋にて偶然発見、その時は売り切れだったのだが、再注文を受け付けていたので、迷わず注文。
内容はと言えば、外伝1巻の戦艦ヒンデンブルグの最後の期間中の発生している、中南米カリブ海周辺での独仏連合軍と、
日米英枢軸軍の激突を再現したもので、マップはエリア方式、艦艇は巡洋艦以上が1ユニット1隻、駆逐艦は戦隊単位。
航空機は飛行隊単位、陸軍は1個師団と陸海空三軍を交えた結構なものです。まだ、完全にルールを読んでいないので
詳細はまだわかりませんが、艦艇ユニットに消費燃料の数値があるので、出撃毎に備蓄燃料を消費するなど、双方ともに、
計画的に部隊を動かさないと、燃料不足で部隊を動かせないという事態もあるかも。

(GJ) 63号 クルスク南方戦線 ポロホロフカ1943
GJ63号

いわずと知れた、1943年のクルスク戦役、中でも激戦と言われた南方ポロホロフカの戦闘を題材にしています。
基本ルールはかの激突シリーズで使われたチットシステムを採用し、強力なソ連軍のPAKフロントとドイツ装甲師団の激突
を再現、と言った所でしょうか。

どっちのゲームも、スキャンすること確定なゲームです。

取り敢えず、今年はここまで。来年も、このブログを見捨てずによろしくお願いします。
  1. 2020/12/31(木) 15:07:00|
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(Gamers/MMP) Day of Days オマハシナリオ 第3ターン

ちょいと間が空いてしまいましたが、第3ターンです。このターンよりいよいよ、上陸シークエンスから通常シークエンスに変わります。
まずは上陸フェイズ。今ターンはイージーレッドに空きがないので上陸を取りやめ、ドッグレッドに第29歩兵師団第115連隊を投入。
そして、移動フェイズ。
第3ターン 連合軍移動フェイズ終了

新規投入の第115連隊が早速、穴の開いた陣地地帯を駆け抜ける。第1歩兵師団も負けじと肉薄する。

・連合軍砲撃フェイズ
第3ターン 連合軍砲撃フェイズ終了

砲撃により、ようやくイージー、フォックスの両正面の陣地地帯が弱体する。

・ドイツ軍砲撃フェイズ
第3ターン ドイツ軍砲撃フェイズ終了

ドイツ軍も負けじと反撃を行うも、弱体化した陣地群では思うような戦果が上がらなくなる。

・連合軍戦闘フェイズ
第3ターン 連合軍戦闘フェイズ終了

そして戦闘フェイズ。ついに、イージー・フォックス両正面の突破に成功、ドッグ正面でも、戦闘後前進で、いよいよ内陸部に突入。

・ドイツ軍移動フェイズ
第3ターン ドイツ軍移動フェイズ終了

対するドイツ軍は、前線後方に配置された部隊を戦略移動で前線近くまで上げつつ、移動フェイズで戦線を構築する。反撃も考えたが、一部隊当たりの戦闘力が低いのと、戦力の逐一投入は避けたいので、地形を考慮しての戦線を張ることに。幸い浅いボカージュなので戦闘比左1シフトとなるので、縦深陣形を心掛けるようにしたい。下手にスタックによる防御なんかやれば迂回される可能性も考えられるので。

さて、次回はいよいよ上陸戦から陸上戦にシフト。ドイツ軍も増援があり、連合軍にも続々増援が。どうなりますやら。

  1. 2020/06/27(土) 22:53:58|
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プロフィール

アンブッシュ

Author:アンブッシュ
高校の頃に、週刊少年マ○ジンの懸賞で、このホビーの存在を知る。以後、30年近く経つが、その半分をソロプレイで過ごし、ここ数年でようやく対面対戦の環境が整う。
好きなジャンルは、WW2。特に西部戦線のノルマンディ戦を好む。一応、古代戦から、SF・アニメに至るまで、そして戦略級から戦術・戦闘級まで何でもこなすマルチゲームプレイヤー。

好きなゲームはGJ62号諸国民の戦い、(AH)The Longest Day、(AH)The Russian Campaign、(SA)クルスク大戦車戦など。
現在、対面対戦のほかに、VASSALというソフトを使ってのオンライン対戦を行っていて、さらにはそのソフトのモジュール作成も行っている。

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